nwv 思ったこと

思ったことを書くブログ ほぼゲームの話

ヘボコン2018見てきた

portal.nifty.com

 

去る6月30日、デイリーポータルZが主催する技術力の低い人のためのロボット大会「ヘボコン2018」が開催されたので見に行ってきた。ヘボいロボットが動かなかったり壊れたりする様を見るためにお金を払う、まさに贅の極みを尽くしたイベントと言える。こんな有意義なお金の使い方なかなかない。

当日は笑いすぎて疲れてすぐ寝たので2日経った今やっとこの記事を書くことができた。

 

portal.nifty.com

 

live.nicovideo.jp

 

開催直前のロボットの惨状や実際の大会の様子はこちらから。ニコ生の中継は4時間弱あるので暇な時間を見計らって見てほしい。

 

ところで開催場所である渋谷カルチャーカルチャーの下の階ではなんらかのクリエイティブアワードの集まりが行われていて「うっかり風刺になってる!」と思ったのだが、その後ネットを調べてもなんの情報も見つけられなかったのでこれは幻覚だった可能性がある。クリエイティブアワードってめちゃくちゃいっぱいあるんですね。

 

今回初めてヘボコンを生で見に行って、度肝を抜かれたというほかないクオリティ揃いで強烈だった。ロボット相撲なのにまともな動力を搭載していないロボットが何体も出てくる。まともじゃない動力は搭載しているがまともじゃないのでもちろん動かない。それでも製作者たちは皆一様に自信まんまんで、大会前日に動かないことが判明していようがそのまま出てくる。そして案の定動かないロボットを見てみんなで笑う。完全に道楽である。

参加者の中で何組かコンセプトや材料被りしている人たちがいたのもすごかった。唯一の高みを目指して近づいてしまったならともかく、だだっ広い低みのすそ野を目指したのに着地点が近くなっちゃうというよくわからない現象。盛大に事故っている。まあ元からクラッシュ済みみたいなロボットしか出てこないんだけど。ヘボコン界にもシンクロニシティみたいなものが起こりうるという事実に無駄な感動をした。

なかなかこういうイベントって「すごい!」とは思っても「参加したい!」とは思いにくいものなのだが、ヘボコンはこういった状況のおかげで参加へのハードルが非常に低い。あんまりにも斜め上なロボが出てくるので逆の意味でハードルが上がっている気はするけど。次の機会にはぜひ参加……するかなあ……。

 

個人的に印象に残ったのがガマガエル型ロボ。ガマガエル型というかガマガエルそのままのショッキングビジュアルで、トーナメントには出てこなかったのでずっと首をかしげていた。打ち上げの席で聞いてみたところ製作者の少年が「エントリーに間に合わなかったけど作ったから持ってきた」らしい。すごいエモさ。見習いたい情熱。初期衝動の塊。写真撮らせてもらえばよかった……。

 

f:id:nwv:20180702234428j:plain

これは撮らせてもらったロボ。「七色に輝くライトで相手をインスタ映えさせる」という蚊も殺せない必殺技を持っていたので、現場で買ったデイリーポータルとヘボコンの同人誌をインスタ映えさせてもらった。元々あったいいもの買ったな~という気持ちが非常に大きくなって満足しました。ありがとうございました。

 

f:id:nwv:20180702234455j:plain

あと打ち上げで食べた森永の業務用バルクアイスが濃厚でおいしかったです。