魔法少女の話、劇場版も終わり
このURLのカード埋め込み形式、わかりやすくて便利でいいですね。
AbemaTVで配信されたまどか劇場版新編を見終わった。いきなりマミさんもさやかもそれどころかまどかもいる状態、っていうか1話の繰り返しみたいな展開でお話が始まり、「これ新編のはずだけどもしかして俺の知らないまどかの映画があってそれと間違えてるのかな？」と思って確認したりしてしまった。間違えてなかった。
テレビ版も視聴者の気持ちを容赦なく裏切ってくるアニメだったが、新編はそれにもましてひどい裏切りの連続。絶望と希望の繰り返し。めちゃくちゃに後味の悪いハッピーエンド。テレビ版を見終わって「良かったね……」と思ってた俺の気持ちよ。いや面白かったんだけど。
テレビ版でほむらが言っていた、「本当の気持ちなんて伝えられるわけない」という言葉がこのアニメの全てだったような気がする。みんな他人の気持ちをわかったつもりになっているけど、心からわかりあえることなんて一度もないというか。殴り合いで本音を語りあってハッピーエンド！っていうのが筋なところを、最後までそうしなかったのがまどかマギカだった。まどかの優しい言葉がほむらに届くことはなかったし、ほむらはまどかの願いを受け入れることができなかった。ほむらは救いなんて求めていなかったのにほかのみんながそれを押し付けて、結果は愛の勝利でおしまい。
必ず最後に愛は勝つっていうのも、考えてみれば物騒な話なんだなあ。
