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ヒーラーは二度死ぬ 雑感

www.jp.playstation.com

 

PS4などで配信中のリアルタイムストラテジー。プレイヤーはひたすらサポートに徹するという戦闘方式が珍しくて面白かった。

 

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 ウェーブ方式で押し寄せる敵を全滅させてダンジョンから脱出するのが目的で、直接戦闘に参加するのは最前列のモンスターとこちらの戦士のみ。戦士は頭・体・右手・左手・足の5つの部位それぞれにHPを持っていて、部位のHPがゼロになるとステータスがダウン。部位ごとの蘇生は可能だが、全てのHPがゼロになるとゲームオーバー。

敵は攻撃前に「どこを攻撃するか」を表示するので、集中攻撃が来そうな部位を守ったり回復の準備をしておくことができる。瀕死の部位があっても攻撃が来なさそうならいったん置いておく、みたいな戦術が取れるようになると飛躍的に戦いやすくなってくる。

たまに☆マークを出してくることがあって、これはモンスターごとの特殊行動になる。能力上昇、雨を降らせてたいまつの消耗速度アップ、全部位まとめて攻撃、などモンスターによって種類は様々。ゲーム内で説明はないので二度と言わず何度も死にながら覚えていく必要がある。

モンスターの列にはアイテムが混ざっていることもあって、特に重要なのがたいまつと赤い石。赤い石は使用するとそのウェーブの敵が全滅する。普通に全滅するまで戦っていると時間が足りなくなるので、たいまつを回収後石で蹴散らす、というのが基本戦術になる。

 

プレイヤーができるのは攻撃先の指示と回復などのサポート、アイテム類の管理のみ。明かりとなるたいまつが全て燃え尽きてしまうとゲームオーバーになるので火を絶やさないアイテムマネジメントも大事。たいまつは拾ったり素材から作成することで数を増やせて、なんでもいいのでアイテムを燃やすことで時間延長と明かりの範囲拡大ができる。

昼夜と月の満ち欠けの概念もあり、昼は戦士の体力が自動回復。夜はヒーラーのマナが自動回復し、満月に近づくほど回復量が増えていく。満月の時はものすごい勢いでマナが回復するのでここの立ち回りは結構キモ。

 

あと記事書くためにSS撮る場面を探していて気付いたのだが、ほぼすべての情報が1画面にまとまっていて無駄なスペースがないUIになっている。常にリアルタイムで戦闘が進むゲームなのでメニューを開いたり大きくカーソル移動したりする必要がないのはとても遊びやすい。

 

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ゲームオーバーになるとPPを獲得。これを消費することで能力を伸ばした状態でダンジョンに挑戦することができる。ちなみに能力上昇が反映されない高難度モードもあり。

 

ゴリ押しが効かない戦術性の高いゲームで、回復とアイテム管理しかできないのにめちゃくちゃ頭を使わせてくれる。リアルタイムに進む戦闘の中で敵の行動を見ながらザコ排除の優先順位を考えて、死なないように回復しながらたいまつも管理して……ととにかく忙しいがその忙しさがクセになる面白さ。指の休まる暇がないがそれが楽しい。クリアしたときは本当にたいまつがギリギリだったのでめちゃくちゃ脳汁出た。

重要アイテムであるたいまつの配置がランダムという運要素の部分が若干辛いが、そこを最適なマネジメントで対応していくのもヒーラーの務めかもしれない。ダンジョンにおけるヒーラーは回復職じゃなくて管理職!

 

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ゲーム内容とは全然関係ないけど魔王魂とかマッチメイカァズとかフリー・インディーゲーム界隈でおなじみの名前がなんか懐かしかった。