中村獅童もプレイ済み!PSVR無料アプリ「超歌舞伎VR~花街詞合鏡~」の見所
2017年に行われた超歌舞伎から、舞台のワンシーンを再現したPSVRアプリが無料配信開始。タイトルの読みは「くるわことばあわせかがみ」。ミクさん、歌って踊って歌舞伎もやって、仕事の幅が広すぎるな。
無料ながらなかなか見所の多い内容だったのでご紹介。
見所1.直接脳内に語り掛けてくる中村獅童
ゲームを起動するとまず、このアプリがどういったものなのか?というのを主役の中村獅童が説明してくれる。中村獅童もプレイ済み!
そしてここは中村獅童が初音ミクのことを『初音ミクさん』とさん付けで呼んでいることがわかる貴重なシーンでもある。バーチャル共演者にもしっかり敬意を払うタイプで好感。
まあそんな風に中村獅童の人となりがうかがえるシーンではあるのだが、ご本人の姿が見えないまま一方的に話を進めてくるので、どうしても「こいつ……脳内に直接……!?」みたいな感想が禁じ得ない。一流の歌舞伎役者ともなるとテレパシーぐらいは使えて然るべきなのでしょう。一流は違いますね。こんなこと言ってると歌舞伎界隈から怒られそうだよ。
見所2.リアルな体と着物の動き、アンリアルなツインテールの動き
バーチャルアイドルが出てくるPSVRアプリ・ゲームはモデリングに異様に力が入っていることでおなじみであり、この超歌舞伎VRも例に漏れずミクの動きがすごい。
静止画だとほぼ伝わらないと思うが一挙手一投足がリアル。袖口から見える生腕の艶めかしさや重ね着した着物の擦れ具合、動くたびに聞こえる衣擦れの音が素晴らしい。
布の中にある脚&足を感じられる下半身の動きにも注目。付け根から太もも、太ももからひざ、ひざからすね、といった流れがしっかり目に見える。
そしてそんなリアルな体つきと反比例するかのように硬い動きで存在感を見せるビッグツインテール。針金で芯が入れてあるのかな?ぐらいの硬い動きで、くるくるミクが回るたびにあちこちにぶつかりそうになってヒヤヒヤする。
見所3.ミクのいつも通りな台詞
ライブではなく今回は歌舞伎なので、ミクにも台詞がちゃんとある。その逆に安心感があるいつも通りさには「あっ!!!!!ボーカロイドだ!!!!!」と言ってしまうこと請け合い。ボーカロイドが流暢に喋れるようになる未来はまだもう少し遠いのかもしれない。
見所4.自由な撮影ができる写真機能
歌舞伎鑑賞中はコントローラがレトロなポラロイドカメラになり、写真撮影が可能。本アプリではプレイヤーの位置がかなり自由に動かせる上にカメラの傾きがジャイロに対応しているので、アングルの自由度も高い。
アオリで撮るとこんな感じ。花魁という立場故に着物をしっかり着こんでいるので、ミクのチャームポイントの1つである腋が撮影できないのは非常に残念でしたね……。
この写真機能は「実際に写真を撮っているような感覚」が得られるのと同時に、VRアプリのスクショの難点を克服してくれていて、アスペクト比はほぼ正方形になってしまうがとても綺麗に撮れる。モデリングに力が入ってるアプリでこういう機能は嬉しい。
また、カメラは行灯と手に切り替えることも可能。行灯は好きなところを照らして光の表現を楽しめる。手は握ったり開いたりできるぐらいでどう使ったらいいんですかね?
ミクに触れられない我々の苦しみを表す右手。書いてて恥ずかしいわ。
あとこれは初音ミクカラーと思われる招き猫です。ホラーゲームみがある。
見所5.CV 中村獅童
CVではなくない?
見所5つのうち2つが中村獅童という偏った記事にはなりましたが、10分程度で見終われる気軽でハイクオな無料VRアプリなので、PSVRをお持ちの皆様方におかれましてはぜひダウンロードして中村獅童から脳内に直接話しかけられてみてください。